kreticent’s blog

生きるのが下手な男の手記。

優しさの形

 また昨日と同じような夜を迎えている…。

 

 そのうち本当に寝落ちしちゃいそうで危ういですね。でも、なんかこの時間ってつらつらと文章書き殴るのが不思議と捗るんですよね。(午後10時)

 本当はもう少し早い時間にやるべきなんだけど…。まぁ、ストックがあるわけでもないですし、今日も思い付きで書き殴っていきましょう。

 

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 人に対する「優しさ」ってどんなものだろう?

 …って問いかけると、意外と人によって色んな答えが返ってくるんじゃないかなって思う。私自身、いざ聞かれると結構悩むかもしれない。

 

 子供の頃、一番初めに私が認識した「優しい」ことの定義みたいなものは、多分、とても柔らかなもの。

 例えば誰かに親切にすることだとか、「優しく」暖かい言葉をかけてあげるとか、あとは、すぐに怒ったりせず包容力のある人のことも「優しい人」だと考えていた。

 物腰の柔らかな人、と表現すればいいのだろうか。そんな、いつもニコニコしていてふんわりとしているような人のことを「優しい人」と思っていたように思う。

 

 一方でいつからかは、言うべき時にそっと厳しい言葉を投げかけてあげられる、ってのも一種の「優しさ」なのかなぁと思うようになった。

 もちろん、単なる主張の押しつけは優しさでも何でもない。むしろただの自己陶酔に近いものだと思う。けれど、相手の気持ちをきちんと理解して受け止めた上で、相手にとってプラスになる言葉を探してそっと投げかけてあげる行為であれば、たとえ厳しい言葉でも、それは「優しさ」なんじゃないかと思う。

 だから、ふんわりニコニコしてる人じゃなくても、場合によっては「この人、優しい人だな」って、普通に思えるようになった。

 

 総合的に考えれば、「相手を真摯に思いやること」が私にとっての「人に対する優しさ」なのかもしれない。

 

 自分の主張を抑えて、うんうん、そうだね、って共感してあげることも基本的には「優しさ」の一つの形だと思う。また、これはいわゆる「聞き上手」であるための鉄則とも言える立ち居振る舞いだったりもするので、実際に私も意識してそういう対応を取ることがある。

 一方で、ただただ柔らかく相手を全肯定する行為って、行き過ぎると「甘やかし」になってしまうことがある。まぁ、そこまで行くことは稀かもしれないけれど、脳死の全肯定botみたいにあり続けてしまうと、時に咎めるべき大切なことを見落としてしまうような気がする。

 相手を受け止めてあげることは大切。その前提の上で、言うべき時はしっかりとした言葉を投げかけられる。そんな「優しさ」がそばにあると、私は嬉しいかもしれない。

 

 他者にどうあって欲しいかってのも、きっと個人差があるよね。

 あまり関係ない話かもしれないけれど、昔に男女の違いを色々調べていた時に「女性は問題解決をしたいんじゃなくてただ話を聞いて欲しいだけのことが多い」みたいなのを見かけたことがある。男は口を出しがち、みたいな。

 いや、全ての女性がそうだとか言うわけじゃないけど…仮にそういう人が相手だった場合って、恐らく全肯定bot的な振る舞いが正しいし、話し相手として求められる。逆に厳しい言葉なんて一つも求められていないだろう。

 そういった時には求められる「優しさ」の形は、私の理想とは随分異なる。私はどちらかというと有益な助言を貰えた方が総合的に見るとスッキリするからね。

 というように考えてみると、きっとその人の性格や状況によって「求められる優しさ」は多様なんだろうなって思う。

 

 とかとか考えていると、例えば「理想の相手に求める条件!」として「優しさ」を挙げる人って、きっと何パターンかいるんだよね。

 ある人は「どんなワガママも受け入れてくれる人!」っていう意味で言っているかもしれないし、ある人は「暖かく真摯に寄り添ってくれる人」っていう意味で言っているかもしれない。

 私はたぶん、たとえ時に冷たくても厳しくても、その過程で「ちゃんと自分の気持ちを理解しようとしてくれる人」だったら「優しいな」って思うかもしれない。

 時々「○○って優しいよね」って言われることがあったけれど、それってどういう意味なんだろうなぁ…って、私みたいな頭でっかちは少し考えてしまいますね。笑

 

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 なーんてことを、Leo/need のメインストーリーを見返しながらぼんやりと思ったのが今日の終業後ですね。

 あれは本当に、結果として「優しさ」がどんな形として表面化するか~っていうのは多様だよな、って思わされる物語でもありますからね。相手の意思を尊重することだったり、あえて突き放す行為だったり、不器用な火の玉ストレートだったり。

 

 相手をのことを想ってやっているつもりでも、すれ違ってしまうことが現実には往々にして存在するわけで。人づきあいが上手な人は、すれ違わないようにすることも、すれ違ってしまった後の対応も上手だったりするよね。

 私もそんな人であれたらいいんだけどな…。

 

 また長々と思い付きで書いてしまったな。

 最近エアロフォンの練習進んでないや。けどまぁ、期日があるわけでもないし、気に病むことは無い…と、思っておこう。